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2013年03月21日

藻谷浩介著「日本の地域力」を読み直しています

藻谷浩介著「日本の地域力」を読み直しています日本経済出版新聞社
2007年刊
藻谷浩介著
「実測!日本の地域力」

私(すこや)が追っかけ
している藻谷氏の力作。

しばらく前に読んだのです。
調べることがあって、今日
読みなおしたら、
大事な点に気付きました。
読み流してましたね。

やはりノートをとって読んでおかねばならないです。
6年前の本ですが、高齢者とか人口のデータから、
地域経済を論じる本なので、データの傾向は今で
も通じるモノと思います。

大事なのはデータから語る、藻谷さんの指摘。
高齢社会に関することで、次のデータです。
1950年に 65歳以上500万人、75歳以上100万人が
1990年に、1500万人、600万人になりました。
40年で、3倍、6倍である。長生きになったのです。
それが!
2005年に、2600万人、1200万人に大急増。
15年で、1100万人、600万人増えたのです。
しかも最も急増しているのが80歳以上の人口です。

予測では、
2030年に、3700万人、2300万人になります。
これ、どういう社会でしょう。確実に大激変です。

藻谷氏は、この凄い高齢人口による経済への影響を
どうするのか、対応が無いと強く指摘しています。
これの問題は少子化で大変だ、と言っている人に警
告しています。
高負担率が大変なのではなく、今の人口でも大変な
増加数なのです。

その最も激しい問題が起こるのが首都圏の東京、埼
玉、神奈川、千葉であると指摘します。
これをどうするという手立てをしていない状況は、食料、
武器弾薬なしでアメリカと戦った太平洋戦争の二の舞
に近いと指摘します。

先ず現役世代が負担して高齢者を養うというシステム
は現実的にも、法的にも成り立たちません。
高齢者同士が貯蓄を出し合って同世代を養うシステ
ムに転換すべきと説きます。

シニアに問題が突き付けラれているのです。

私も追って、この本のデータと分析から言えることをこ
のブログで示して行きたいと思います。



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