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2012年07月31日

福島の子どものサマーキャンプ>寄り添い参加しました

福島の子どものサマーキャンプ>寄り添い参加しました
夏空のもと、福島県小野町といわき市の子ども、小2から小4中心に中、高
校生も混じる19人が、三鷹の森の楽校という社会貢献施設のホールにサ
マーキャンプで、2週間泊り込んでいます。

子どもたちは何処かに所属のメンバーではないのです。個々に応募して参加
した、初対面の子どもたちです。
それが、三鷹の一企業(あきゅらいず美養品)の社員厚生施設の体育館のよ
うなところに合宿しています。

午前午後は、三鷹の市民グループが代わる代わる、面倒見る「寄り添い行
事」があり、子どもたちは参加します。
例えば、4日目の30日は午前が、プール遊びで、午後は「じいちゃんたち
の工作遊び」の見学です。

ご飯は、森の食堂(社員食堂)で食べるか、ホールで給食が出ます。
お風呂は5分くらい歩いて、町の銭湯へ一緒に行きます。お布団は自分たち
で干し、敷いて寝ます。朝起きると衛生班があってお互いに体温を測ったり
もします。

これは下記の市民参加があり、とても面白い仕掛けです。

この企業(あきゅらいす)の社会貢献Grが事務局で面倒見るのですが、
この費用の資金集めと毎日の寄り添い支援を市民グループが参加してやっ
ています。
例えば、子どもの夜の勉強机の電灯スタンドを市民から借用するし、ご飯
は栄養士さんがメニューは企画するが、近所のお母さんチームが味付け
など調理をします。子どもの好き嫌いを知っているし、子どもにいろいろ注
意したりする結構うるさいおばさんたちみたいです。
福島の子どものサマーキャンプ>寄り添い参加しました
そんなことが、上手く運営できていて理由のようです。

言ってみれば、2週間のバスでの送迎から、食事・就寝という生活の旅館
業です。
それと、共同生活のルールや遊び、の学びをさせる、学習・生涯学習・学
校業を、しているのです。
生活と、学習を一手に引き受けるのが「三鷹子どもの森」プロジェクトで
すね。半日一緒に過ごして、大変なことだなあと、理解できました。

29日には、三鷹の中央通りの夏祭り見学に行って疲れが出て具合悪い子
も出たのです。
そういうこともあろうかと、昨年は目白押しの支援グループの行事が並ん
だのでしたが、今年は「日常生活を学ぶ、自由な参加する子どもに市民が
寄り添う型」としたのだそうです。

私の参加した「じいちゃんの工作遊び」は、じいちゃん(私たち、どこ竹
武蔵野三鷹の竹とんぼおじさん)が工作して楽しんでいるところに、自由
に子どもたちが立ち寄り、興味が湧いたら、一緒に工作する、という構想
です。

何人来るか不明だし、興味を湧くかどうかも不明。そんな仕掛け。
しかもプールが楽しくて午前の部が大予定遅れ。お昼御飯終わりが2時
となったり・・・・

それでも、楽しそうな我々に目を付けると、次々にやってきました。
林洋一さんの「うぐいす笛」は大人気で沢山持参した材料が全部出はら
ってしまったほど。安井豊さんの「よく飛ぶ簡単竹とんぼ」も何人もの子
が作って、飛ばし練習しました。小澤俊男さんの回りは「不思議なガリ
ガリとんぼ」の工作に、いつも子どもたちが取り囲んでいます。倉林さん、
赤瀬さんの「輪ゴム割りばし鉄砲」は大勢が、鉄砲を作ったら的あて競
技をしています。

私の、「竹から自分のお箸をナイフで作る」は、「ナイフ使うぞ」という
確信犯の子が6人やってきました。自分のお箸が、ちゃんとできたら
「ナイフ使い免許証」を発行する、という決まりで1時間特訓です。
ちょっと無理かなあ、という小3の子も混じり、始めました。

最初に、竹の割りばしを渡して、先っぽを丸く円錐形に尖らせる練習。で
きたら、色鉛筆を削って芯を出す練習。切り出し片刃の小刀を使う手つき
ができたところで、モウソウ竹のお箸の材料に取り掛かります。

30分くらいは、硬くて嫌になるほど切れない。しかし次第に形が出来て
きます。この子たちに、歌ったり遊びながら応援する事務局のスタッフも
入って楽しくなります。
まあ、なんとかカタチになって「自分では満足」という所で、紙やすりを掛
けて、オリーブ油を浸みこませて「完成」。6人が自分のお箸を安全に小
刀使って作りました。

刃物の持ち方、安全のための道具(ナイフや止め台)の使い方。
どうなれば使いよいお箸なのか、少しわかったかと思います。
おそらく、君たちの回りには、竹のお箸を自分で作ったなどという人は
まずいないよ。それが嬉しいことじゃないかと思う。

最後は、安井さんが用意した練習用の竹とんぼで、飛ばし競技会をし
ました。10メートル越えもでましたね。楽しい一日でした。

こんな交流が、じいちゃんたちも楽しんでできました。
またやりたいね。
企画の子どもの楽校さん、参加のじいちゃんたち、子どもたち、皆さん、
ありがとう。



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    Posted by 一歩塾&ブログ村  at 16:08 │Comments(2)多摩CBネットワーク

    この記事へのコメント
    先日は本当にありがとうございました!

    子どもたちは竹とんぼ、お箸の鉄砲、
    まだとても大切にしています!

    ピンクにぬった鉄砲、
    黒にぬった鉄砲など、様々。

    今度はみんなで快適に過ごすには、
    輪ゴム鉄砲の使い方などの工夫をみんなで一緒に考えたいと思っています。

    手巻き寿司、バーベキューなどサポーターのみなさまとご飯食べられたらと思っています。

    感謝の気持ちを混めて!

    プログラム担当
    daya
    Posted by daya at 2012年08月01日 13:22
    すこや@堀池です
    お世話になりました。おじいさんたちも楽しみました。
    ちょっと、難しいかなと思う本を、「図書室」に差し上げました。
    丁寧にお礼を言ってくれてうれしいです。
    写真だけ見ても良いと思いますが、昔からの日本の竹とんぼを
    こんなに凄いことなんだと集大成してくれた、工業デザイナーの
    故秋岡芳夫さんの「竹とんぼからの発想」です。
    モノ作りが、好きな人には読んで欲しい本です。

    バーベキューには都合がつきませんが、みなさんもっともっと
    楽しんで下さい。
    Posted by 一歩塾&ブログ村一歩塾&ブログ村 at 2012年08月02日 11:06
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