ハッピーリタイヤメント>好齢者を描く浅田次郎の好著
浅田次郎著 「ハッピーリタイヤメント」
幻冬舎文庫 2023年8月刊
屈強なノンキャリ財務官僚と自衛官が
定年で天下りする。
馬鹿馬鹿しいほどの厚遇で、かつ仕事
はしないでいい。
これに反発し「仕事」をしてしまう物語。
サスペンスあり、家族との葛藤もある。
官僚論でもあるが、シニアのあり方の
視点で興味深い。
少し前に読んだ、村上龍の『
オールド・テロリスト』よりも、シニアの
内面がリアルにえがれており、数段面白いと思う。
この浅田著の本は、元気なシニアに読んでもらいたい本である。
この本は三鷹のシニア仲間で2月生まれ
の男女3人が、飲み会で集まった際に、
プレゼントされた。
会場は「栄ちゃん」。三鷹のシニアがやっ
ている縄のれん。
シニアの飲み会はこうした「本の感想を
語り合う」など知的な刺激しあいがあって
面白い。
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