たまりば

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2015年03月14日

2014年度聞き書き事業のまとめ>報告会、報告書、文集

堀池喜一郎のフェイスブックで写真で紹介しましたが、三鷹でシニアSOHO
主催で、2月23日に事業報告会を行いました。65人参加で賑やかでした。
事業報告会150223
NPO法人シニアSOHO普及サロン・三鷹で、この1年取り組んだWAM助成
の「聞き書きで創る高齢者は孤立しない未来事業ーExperienced Futuresー」
の成果を報告しました。

まず、44人(うち学生16人)の聞き書きさんを聞き方と文書術講座で養成
し、60人のお話さんを集めて、そこに聞き書きをしました。60件の聞き書
きのうち、おあはなしさんが「公開してよい」という47編を、小冊子に編集
印刷し出版(無料配布)しています。
ききがき文集ご案内

この冊子の内容を説明しながら、企業、地域団体、行政、大学27ヶ所に
説明に訪問し、活用できないかの意見交換を行いました。
その結果、「すぐに事業に取り入れる」というところが5ヶ所。「具体的に
検討」というところが6ヶ所出てきました。

これは予想外の好結果で、「実際に大きな規模での実践」を見て、やっ
てみたいというところがさまざまな分野で出てきました。2015年度は大
規模ではありませんが、これらを推進することになります。

三鷹市・生活環境部の宇山正幸部長から次のような講評を頂いた。
・この事業はすごいところが二つある。
(1)ききがきさん、おはなしさんの役割を、対等な関係性で決めた。
(2)本を出版したこと。
・高齢者を元気にする傾聴ボランティアの手法は有効であるが、これに
 聞く人に文章を作らせ、おはなしさんが話すことで協力するのは新しい。
 それは、「人に役立つ」を高齢者にさせているが、それが本の形で残る。
・自分が語ったことが、本になることは嬉しい。本にしたことはすごいこと。
・福祉だけでなく、地域の活性化に役立つ事業である。
 良い活動をして頂き、ありがとう。

 冊子は表便がよく、関連先に配布をします。さらに関心が高くなる
かもしれません。今年度、ご協力を頂いた関係先にお礼申し上げます。  


  • Posted by 一歩塾&ブログ村  at 00:52Comments(0)超高齢社会対応三鷹情報