八王子駅前。10時前。まだ朝日がまぶしいです。
八王子市内のNPOの担当者、それに代表者16人が集まって、
情報発信の最新方法を取り入れよう、という意欲的な講習会。
主催する
「市民活動支援センター」
には、専用のWiFiがつながる
教室とパソコンが常設しています。
情報発信講座は、意欲的で、実習
中心の5時間講座としました。
最初に
「ICTの進歩と、その学び方」と
、「ブログやSNSで発信する」の
講義をしました。
知識の習得は無理。
代わりに役立つことから始める。
サポーターを活用し、時流に乗る
ことで始めるのが良い。
という作戦をお伝えしました。
私はこの講座の「肝」をこう考えています。
一方向の「広報」は終わっています。NPOの利用者が、大勢で
情報を発信しあう「参加型相互発信」でないと伝わりません。
テレビを見るより、ブログでコメント書きあう伝達の時代です。
午後からは実習で、それを体験して頂きます。
16人は、それぞれ組織を立ち上げた人、実践者だから一ヶ言
持っています。がんがん発言が出ます。
ICT操作の不慣れの人も居ます。それでグループ討議しました。
自団体の情報発信の課題。そこで自分の役割は?がテーマ。
皆さん、大いに発言します。
それで、この講座がICTの操作学習じゃないとの底層意識が
出来るはずです。
次からがパソコンでネットを使う実習。
ブログ立上げ⇒記事を書いてコメントし合う⇒SNS秘密Gr参加
というもの。これで、参加型相互発信の体験にしたいのです。
16のブログが立ち上がり、フェイスブックグループに全員が登録
され、コメントを書きあいました。かなりな盛り上がりになります。
中に、フェイスブックの安全性が見えない、ちょっと間をおく、と
いう人もいました。どんどん写真を入れて記事を書いていく人も
居ます。こういう、温度差のある現実を全員で体験する事も大事
です。
ネットの検索をクロームでやっている人が居たり(私には勉強です)
さまざまな想定外が起きますが、それを想定内とする講習法が
必要なのでしょうね。
講座が終わり、夜に帰宅してから全員のブログにコメントを書きま
した。みなさんの動きが手にとるようにわかります。
facebookのGrの威力は大きなものです。
NPOの活動の中で、情報発信をしてゆこう、のコミュニティが地域
に出来上がってゆきます。
反省点、不足事項がいくつも浮かび上がりました。それをつぶす
作業がコミュニティを育ててゆくのかと思います。
グループのコメントの会話で、私に個人的な仲間も出来ました。
1週間後に、別のメンバーでの2回目が行われます。この人たち
もコミュニティに合流することになります。
この講座の運営は八王子市役所ではなく市民団体が運営して
います、これがとても大事なところです。そのスタッフたちが
どんどん、体験を増やしています。考え方を共有し成長しています。
それが一番大事なことと思っています。