たまりば

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2013年02月12日

多摩CBネットは、新段階へ突入する

2月9日の多摩CBネットワークの第4回シンポジウム。
首都大学の八王子市・南大沢校舎に、300を超えるCB志向の方々が
集まりました。5年間で最高記録の参加者数です。

名簿を見ると、国、自治体、研究所などの行政の人、企業やコンサル
の専門の方々、多いのはやはりNPOやサークル活動の市民たち。

参加者の住所も、当然、八王子が最も多いが、多摩地区のほぼ全域
から集まってきています。
確実に、コミュニティビジネス(CB)が地域に根付いてきたとか感じます。

今回のシンポジウムで、特筆されることは、それではありません。
私は、次の3つが新たに現れていると考えます。

1)「CBを推進しよう」から「分野別のCBを推進しよう」に変化。
  もう、具体テーマが沢山走り出して、CBって何?を議論している余裕が
  なくなってきた。
2)就農、コミュカフェ、被災地支援など、若いプレーヤーが、ごっそり入っ
 てきた。どの中間支援も忙しい。
3)「多摩を独立県に!」みたいな共通の高次目標が必要になっている。

多摩CBネットの世話人会は、2013年度の方針として「分野別ギャザリング」
を、ためしに数回やろうと考えていた。
細かい事情で、シンポジウムの時にいっぺんに5つの分科会をすることにな
りました。試しに、いっぺんに5分野をしたのです。

そして、これは大当たりでした。それぞれの分科会の参加者が、これはいい
と思ったと感じます。5つの会場で、大変な中身の濃い議論が行われ、議論
の前には、20人以上のパネリストから、素晴らしい実践情報が300人の方に
伝わったのでした。

多摩CBネットワークは、各分野別シンポジウムを、引き続き開催しなければ
ならなくなった、と言うのが参加者の総計だと思います。
まとめ宣言として、「高齢社会対応」「お金を回そう」分科会では,2013年度
に常設分科会やシンポジウムを開催すると発表しました。

これがちゃんと推進されるのかが、4月から問われます。

中間支援者が比較的多い、と言われている多摩CBネットワークですが、例え
ば「ネオファーム」の就農者の若者が、大勢会場に、分科会に、2次会までも
参加しました。
各地で、中間支援団体が、地道に分野別のCB講座などを繰り返してきた成
果が出ていると思いますが、被災地支援や農業とカフェの連携などが当然の
ことになって、多数取組まれているのだと思います。

それぞれの取り組みの、質的な目標が議論される段階に入っている、そうい
う課題・目標をテーマにした、発表や講座が行われる時期が来ていると感じ
ました。

最後の、「独立県にするぞ」ですが、ソーシャルビジネスとかコミュニティビ
ジネスとか抽象的な議論が多い中で、「多摩」が全体で掲げる統一目標
が欲しいなと言うことかと感じました。国でいえば、所得倍増とか、輸出立
国とか言うような明確なものが、欲しい段階に来たのです。

良い機会なので、独立、とは何なのか、考えてみたらどうか、と思います。
県庁都市があることかな、県議会があることかな、県知事が居ることかな、
「多摩」と言う名前を付けて販売や製造を行うことかな。いずれにしろ、
象徴があることですね。統計数字を発表してゆきましょうか。

最初に戻ります。
私(すこや)は「高齢者を元気にするCBを考える」分科会を担当しました。
ここでは、3月中くらいに関係者(何人?)に集まってもらい、5月前には
第2回の分科会をしたいなと思います。まさに新段階を実行します。

少し考えて、呼びかけを行います。また、フェイスブックのグループか、
ページを立ち上げたいと思います。
関心ある皆様のご意見をお寄せ下さい。

以上、多摩CBネットワークシンポジウムのレポートと感想でした。
参加された皆様、発表ンpゲストの方、裏方の大勢の方、ご努力に感謝
申し上げます。
基調講演の高野誠鮮さんのお話しは、最高に良かったです。日本の経
済に対してポジティブに思えるようになりました。
懇親会のご発言が良かったです。エールを頂き、ありがとうございました。
「曲者集団=多摩CBネットワークに幸あれ!」


また一年、来年を目指して頑張りましょう。  


  • Posted by 一歩塾&ブログ村  at 01:30Comments(1)多摩CBネットワーク